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■ フォノイコライザー内蔵レコードプレイヤーAIWA PX-E860 を確保
いまはなきAIWA(2002年SONYに吸収) PX-E860 は、2000年発売のレコードプレイヤーです。(後継機はPX-E880)筆者は、中古レコード(ジャンク扱い盤など)を鳴らせる環境が早急に欲しかったという事情から評判のあったPX-E860
のOEMだろうものを使い始めました。
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・ DENON DP-29F |
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>回転速度の調整
本来なら、モーターを調節して回転速度を調整するところなんですが(たぶんメーカーの保証は受けられなくなると思います)、アルミダイカスト製のターンテーブルを軽く叩くと、ポワーンッと長く鳴っていますので気になっていました。そこでカッティングシートを細くカットしてターンテーブル裏のベルトがかかっているところにぐるりと巻いたらどうなんだろうと考えていました。これですと、回転精度が落ちることが予測されるし、おすすめできる方法ではないですが、自己責任ということでやってみることにした。
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↑カッティングシートを貼りつけました。弛みがないように丁寧に少しづつ貼り付けていきます。
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段差やたるみができないように丁寧にひと巻きづつ厚みを増やしていき、0.6〜0.7ミリぐらいの厚みを加えました。これで、かなり33 1/3 回転に近づいたと思います。音もなんとか許せる範囲内までにおさまってくれました。あとは、ストロボスコープを使わないことには調整できないですね。ストップウォッチも今は見つからないし、秒針を見ながら回転をカウントするのに疲れました。
カッティングシートを巻くと真円ではなくなっているだろうし、これ以上やると狂いが大きくなるので、これぐらいにしておきました。
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・ 正確な回転速度と音質
回転速度を調整して、正しい回転数に近づいたことで音質が良くなりました。ストリングスなど、本来のきれいな音に聞こえます。速度を調整する前ですと、早送りに近い状態で、細かい音も飛んでいた様ですね。正確な回転速度で再生することは、レコード本来の音を引き出す条件でもありますね。
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・ 手軽にレコード再生ができるフォノイコライザー内蔵レコードプレイヤー
フルオート機能で、ベルトドライブ方式。カートリッジは交換できない一体成形型ながらも、質実剛健な音質。とにかくコストをおさえてレコード再生をしたい方向き。フォノイコライザー内蔵で、PHONO端子がないミニコンでも外部入力に接続してレコードを鳴らすことができます。
・ 中古市場では、リニアトラッキング方式が一部で人気のようです
トーンアームの調整が不要なことから、リニアトラッキング方式のターンテーブルに人気があるようです。Techinics SL-10 など。 |
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他社同タイプ>
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by amazon.co.jp |
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>あらためてのレポート
・ DENON DP-29F |
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破損したDENON DP-29F の製造は電源ケーブルから2003年製らしいです。スタートボタンを押すとバネの音がビヨーンと鳴るので、明らかにおかしい状態です。DP-29Fは、これが2台目なので間違いないです。
それはともかく交換針が 保護カバーが付いたDSN-84に変更されています。形状が今までのDSN-82とは異なるところがあって、ほかの製品に流用できない場合があります。
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・ DENON DP-29F |
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アルミダイカスト製のターンテーブルからゴムマットを外して、5円玉の3点支持置きで音を鳴らしてみました。内蔵されているフォノイコライザーはOFFで、プリメインアンプのPHONOにつなぎました。プラスチック製のターンテーブルより、音がカッチリした印象をやはり受けますね。これは好みの範疇でしょうね。
筆者は、トーンアームの支点より後方のケツに0.6gぐらいの錘をセロハンでつけて針圧をいくらか軽くします。前回の試聴よりも良い感じです。天候のせいでしょうか。それとも針なのかな。 |
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・ AIWA PX-E860(2000) |
本家というかオリジナルらしいです。商品コンセプトとしては、PHONO端子のないミニコンの外部入力に接続して、レコード(アナログディスク)を再生できるというものです。
ターンテーブルがプラスチック製なので、音は手持ちのSONICLINE SL-AT とまったく同じです。特に変更点はないように思えます。この個体は、オイルダンプが利かなくなっていて、針がレコード盤を直撃してしまいます。OEMとの音質を比べられたので、いまは使っていません。すでに10年以上前のものですから、ベルトドライブのゴムベルトの劣化が気になるところではないかと思います。
これはダストカバーのスリキズが目立たず室内に置いても問題がなさそうでしたので確保した個体なのですが、オイルダンプに死角がありましたね。 |
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